・・・・・・・・・・・・・・SIGGRAPH08 Computer Animation Festival・・・Design and Computation・・・Slow Art・・・・ ・・・・・・・・・・・

SIGGRAPH2008
 また今年のSIGGRAPHの運営方法はかなり変っている。その一つがコンピュータアニメーションフェスティバル。
先ずスクリーニング上映による89の作品だが、作品は授賞を逃したもののSIGGRAPH08の難関を突破したレベルの高い作品ばかり、日本人の作品は6作品であった。これらの中から、投票による観覧者賞が設けられている。
全ての入選作品の中からベスト・オブ・ショーと審査員特別賞、それに学生賞のノミネート各5作品が選ばれた。
そして市内ダウンタウンにある上映会場ノキアホールで上映され、大会4日目の8月14日(木)に最終結果の発表と授賞式が行われることになった。いわば "オスカーのCG版授賞式"の様相となる。ただ残念なことにノミネート作品の中に日本人の作品は今回は無い。(http://www.siggraph.org/s2008/attendees/caf/awards/index.php)
"デザイン&コンピュテーション" は、従来のアート・ギャラリーに相当する。題名のデザインとデジタルの2つの技術を使って作品を構成するという簡単且つ基本に忠実な作品づくりへの力量が求められる。
今後どのような新しい技術や素材に結びつけていくのか、未来志向の実験的な展示として注目される。作品は厳選された23作品で招待コンペ作品の様相を呈している。
アートギャラリーのもう1つが “Slow Art” のコーナー。4つのテーマがあり、"エロージョン(侵食)"、"ハイブリッド"、"リズム"それに "トラベサル(往来)" それぞれのカテゴリーに分かれ展示される。
日本人の入選作品は "リズム"のカテゴリーでは早川貴泰さんの『KASHIKOKIMONO-ver.J-』や松尾高弘さんの『Phantasm』らが入賞。東京大学の上岡玲子さんの『Wearable Forest』も入賞している。

SIGGRAPH2008参加ツアーが組まれている、ホームページをご紹介します。
www.cgarts.or.jp/news/img/080613.pdf
www.jtb.co.jp/shop/houjinnihombashi/info/siggraph2008/

 ・・・・・・・・・・・・・・SIGGRAPH05、06 ・・・George Lucas・・・CG Performance・・・Art Gallery・・・etc.・・・・ ・・・・・・・・・・・

SIGGRAPH 2005年 George Lucas氏の基調講演概略アートギャラリー05 リンダ・ラウル・レチン委員長インタビュー(Linda Lauro-Lazin SIGGRAPH 2005 Art Gallery Chair Pratt Institute)/05大会の概要

SIGGRAPH 2006年 CG Performanceチャールス・スーリ(Charles A. Csuri)オハイオ州立大名誉教授の特別招待展示/河口洋一郎氏アートギャラリー06、B. ミッチェル委員長インタビュー(Bonnie Mitchell SIGGRAPH 2006 Art Gallery Chair Bowling Green State University)/スコット・ドレービス氏(Scott Draves)作品"Electric Sheep"は、2008年のSIGGRAPH大会の公式HPのHeaderに掲載されている。
[参照:SIGGRAPH08HP、JACIAS日本映像学会会報]


[SIGGRAPH08http://www.siggraph.org/s2008/]
詳細は近日中掲載します。なお現地の模様は大会期間中随時掲載する予定です。
以 上

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